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論文

KURAMA-IIを用いた走行サーベイ測定による東日本での天然放射性核種の空間線量率評価

安藤 真樹; 松田 規宏; 斎藤 公明

日本原子力学会和文論文誌, 16(2), p.63 - 80, 2017/05

走行サーベイ測定における福島第一原子力発電所事故による放射性セシウムの空間線量率への寄与を弁別するため、東日本地域において市町村平均値として天然放射線によるバックグラウンドを評価した。特定のエネルギーウインドウの計数率からバックグラウンドを求める簡易的手法をKURAMA-IIを用いた走行サーベイ測定に適用した。本研究で評価したバックグラウンドの分布傾向は、東日本地域での地質学的特徴を表しており、過去の空間線量率測定結果とも符合するものであった。また、舗装道路上においても地殻$$gamma$$線による空間線量率の特徴を反映した分布となることが分かった。汚染状況重点調査地域の指定を受けているような地域では、2014年時点の放射性セシウムの空間線量率への影響は測定不確かさを超える有意なものであった。その他の区市町村ではほとんど無視しうる程度であった。

論文

Establishment of a clean laboratory for ultra trace analysis of nuclear materials in safeguards environmental samples

半澤 有希子; 間柄 正明; 渡部 和男; 江坂 文孝; 宮本 ユタカ; 安田 健一郎; 郡司 勝文*; 桜井 聡; 高野 清之丞*; 臼田 重和; et al.

Journal of Nuclear Science and Technology, 40(1), p.49 - 56, 2003/01

 被引用回数:4 パーセンタイル:31.59(Nuclear Science & Technology)

日本原子力研究所は、ISOクラス5の清浄度を持つクリーンルーム施設として、高度環境分析研究棟(CLEAR)を整備した。本施設は保障措置,包括的核実験禁止条約遵守検証及び環境科学にかかわる研究を目的として、環境試料中の核物質の分析を行うための施設である。本施設は、外部からの汚染を避けるというクリーンルームの要件と、日本の法規に従って核物質を使用するため、放射性物質を施設内に閉じこめるという、相反する要件を両立するように設計した。本施設は湿式化学処理、機器分析及び粒子試料の処理を行えるものとした。核物質を取り扱うための清浄な作業面を確保するため、クリーンフードを特別に設計した。腐食性の酸の使用のため、建設資材の選択に多大な注意を払った。クリーンルームの性能及び実験室における分析上のバックグラウンドについて議論した。本施設はIAEAネットワーク分析所に参加するのに申し分ない仕様を持っており、環境試料中のサブピコグラムレベルの極微量核物質分析が可能になった。

論文

Technical preparations for atmospheric radioactivity monitoring

宮本 ユタカ; 小田 哲三; 安達 武雄; 野口 宏; 西村 秀夫; 臼田 重和

Nukleonika, 46(4), p.123 - 126, 2001/12

大気放射能モニタリング技術の観点から、包括的核実験禁止条約(CTBT)にかかわる検証手段である国際監視システムの整備の一環として行った、高崎監視観測所のバックグラウンド放射能調査の測定結果について定量的に述べた。また、CTBTの放射能モニタリングによって得られるデータをどのように科学研究へ応用できるかについても触れた。

報告書

遮蔽安全解析コードの検証研究(VI)

澤村 卓史*

JNC TJ1400 99-002, 73 Pages, 1999/03

JNC-TJ1400-99-002.pdf:2.34MB

核燃料施設からの直接線およびスカイシャイン線による線量評価は、施設の環境評価項目の1つに位置づけられており、遮蔽計算コードにより解析が行われている。しかし、ベンチマークデータが極めて少ないこと等もあり、評価においては十分な安全裕度が見込まれている。このため、合理的な評価を行うためには、スカイシャイン線に係わる実測データの取得が不可欠である。本研究は、施設からのスカイシャイン線のベンチマークデータの取得および各種計算コードの検証を目的として実施するものである。今年度は、中性子を対象とした同期方式によるパルス状放射線測定装置を改良し、北大45MeV電子線型加速器施設内および周辺の中性子到来時間分布測定を実施することにより、作製した装置がスカイシャイン線による線量測定に有効であることを実験的に明らかにすると共に汎用ユ一ザ一ズ版EGS4およびMCNPコードによる北大45MeV施設のスカイシャイン線評価への適用を検討するため以下の研究を行った。・同期法によるパルス状放射線測定装置を改良し、ゲート動作の有効性とバックグランド低減率の測定等の基礎実験を行った。装置の改良の結果、施設建て屋外においても信号中性子、バックグランド中性子および中性子到来時間分布を同時に測定することが可能になった。・北大45MeV電子線型加速器施設の建て屋内および周辺の中性子到来時間分布測定を実施した。その結果、中性子スカイシャイン線の測定に対しても同期測定法が適用できること示した。中性子に対しても排気筒が中心的な漏洩源であることが分かった。・シミュレーションによる北大45MeV電子線型加速器施設からの中性子スカイシャイン線評価のための基礎的計算を開始した。その結果を示す。

報告書

環境中における長半減期放射性核種の定量法とそのレベルに関する調査研究(II)

not registered

PNC TJ1309 97-001, 112 Pages, 1997/03

PNC-TJ1309-97-001.pdf:3.5MB

本報告書は、昨年度に引き続き環境中に存在する核燃料サイクルに深く関連した長半減期放射性核種の分析定量法とそのレベルに関する調査研究結果をとりまとめたものである。特に、本年度は、研究の最終段階にあたる分析法の確認手法の一つであるクロスチェックを、日常食中の自由水トリチウム分析及び木片試料中のC-14分析について実施した。本報告書には、以下の項目の内容が記載されている。(1)国内および国際学会(日本、オーストリア、ロシア、フランス、中国)からの情報収集(2)液体シンチレーション測定に関する最近の話題・光子($$gamma$$線)/電子($$beta$$線)-排除アルファ液体シンチレーション(PERALS)スペクトロメトリー・トリチウム分析におけるバックグランド計数の変動(3)分析精度とクロスチェク・炭素-14分析・トリチウム分析

論文

Environmental mercury and heavy metals in Ibaraki Prefecture,Japan

上野 隆; 天野 光

Proc. of Int. Workshop on Health and Environmental Effects of Mercury due to Mining Operations, p.178 - 189, 1997/00

日本原子力研究所では、原子力の平和利用及び環境安全評価の観点から、環境中の放射性核種等の分布・移行に関する研究を行っている。このためには、種々の環境試料中の放射性核種のみならず安定元素(重金属・有害元素等)についても研究し、同等に評価することが必要である。この研究に至るステップとして、これらの元素の環境中の濃度レベル(特に、バックグラウンドレベル)及び分布の把握が必要である。そこで、今回は、茨城県の原研構内及びその周辺において種々の環境試料を採取した。人の髪の毛の試料は原研の職員及びその家族から採取した。その測定の結果、人の髪の毛中の水銀濃度は1.5~6ppm、原研周辺の大気中の水銀濃度は0.3~2ng/m$$^{3}$$、表面土壌中水銀濃度は0.04~0.1ppmであった。その他、これまでに得たフォールアウトサンプル等の結果についても報告する。また年輪分析により過去の水銀系農薬による環境汚染が評価できた。

報告書

テクネチウム99の環境移行に関する調査研究(2)

not registered

PNC TJ1621 96-001, 80 Pages, 1996/03

PNC-TJ1621-96-001.pdf:2.34MB

テクネチウム-99は、核分裂収率が高く、半減期も21万年と極めて長いため、核燃料サイクルに係わる環境影響評価上重要な核種である。環境中のテクネチウム-99は、多様な化学形(存在状態)をとるため、土壌および海洋環境における振る舞いが複雑であり、バックグラウンドレベルの把握および移行挙動の解明を行う必要がある。このため、本研究では、日本国内のバックグラウンドレベルの調査および移行挙動に係わる研究を総合的に実施する。この報告書には、昨年度からの継続"陸上生態系におけるテクネチウム-99の移行挙動"に関して、すでに報告されている文献を調査した結果を記すと共に、環境試料中のテクネチウム-99濃度の定量法に関して、化学分析の際の収率補正用のテクネチウムトレーサー(95mTC)の製造法および実際の環境土壌や堆積物試料を用いての99Tc分析のクロスチェックを実施した結果を記した。

報告書

テクネチウム99の環境移行に関する調査研究(1)

not registered

PNC TJ1621 95-001, 112 Pages, 1995/03

PNC-TJ1621-95-001.pdf:7.78MB

テクネチウム-99は、核分裂収率が高く、半減期も21万年と極めて長いため、核燃料サイクルにかかる環境影響評価上重要な核種である。環境中でのテクネチウム-99は、多様な化学形をとるため、土壌及び海洋環境中における振る舞いが複雑であり、バックグラウンドレベルの確認及び移行挙動の解明を行う必要がある。このため、本研究では、日本国内のバックグラウンドレベルの調査及び移行挙動係る研究を総合的に実施する。この報告書には、Tcの発見の歴史、物理化学的性質、環境試料中の99Tcの分析・測定法、大気圏、陸圏および水圏における99Tc濃度レベルと挙動などに関して、すでに発表されている文献を調査評価した結果を記した。高レベル放射性廃棄物の処理・処分問題に伴う地中での地下水との相互作用の基礎研究が、多くの研究者の関心を集め報告件数が増大しているのが最近の特徴と言える。

報告書

遮蔽安全解析コードの検証研究(II)

沢村 卓史*

PNC TJ1600 95-004, 51 Pages, 1995/03

PNC-TJ1600-95-004.pdf:2.22MB

核燃料施設からの直接線およびスカイシャイン線による線量評価は、施設の環境評価項目の1つに位置づけられており、遮蔽計算コードにより解析が行われている。しかし、ベンチマークデータが極めて少ないこと等もあり、評価においては十分な安全裕度が見込まれている。このため合理的な評価を行うためには、スカイシャイン線に係わる実測データの取得が不可欠である。本研究は、施設からのスカイシャイン線のベンチマークデータの取得および各種計算コードの検証を目的として実施するものである。今年度は、同期方式によるパルス状放射線測定装置を作製し、北大45MeV電子線型加速器施設内の線量分布測定を実施することにより、作製した装置がスカイシャイン線による線量測定に有効であることを実験的に明らかにすると共に汎用ユーザーズ版EGS4による北大45MeV施設のスカイシャイン線評価への適用を検討するため以下の研究を行った。・同期法によるパルス状放射線測定装置を作製し、ゲート動作の有効性とバックグランド低減率の測定等の基礎実験を行った。その結果、ゲートパルス幅が10$$mu$$S時において約1.5$$times$$10-3の低減率を得た。・北大45MeV電子線型加速器施設内の建て屋内外の線量分布測定を実施した。その結果、バックグランドレベルの1/20-1/250のレベルの施設からの放射線を短時間で精度良く評価できることが実証された。・EGS4による北大45MeV電子線型加速器施設からのスカイシャイン線評価のためのシミュレーションを行った。その結果、約400m以遠において多重散乱の効果が大きくなることが示された。

報告書

長半減期放射性核種の定量法に関する調査研究(2)

not registered

PNC TJ1545 94-002, 139 Pages, 1994/03

PNC-TJ1545-94-002.pdf:4.33MB

本報告は、環境中での核燃料サイクルに関連した長半減期放射性核種の分析定量法の調査研究を、昨年度に引き続き行った。最近の分析技術の現状調査では、特に63Niと79Seを付け加えた。他の長半減期核種では、昨年度調査報告を補強する形で、トリチウム、プルトニウム、テクネチウム、炭素の4元素について、環境試料での物理・化学形態別分析法に焦点を絞って調査した。また、バックグラウンド値について、トリチウムとプルトニウムについて調査を行った。更に、天然放射性核種については、系列核種間の放射非平衡が常に観測されているので、その原因研究の現状を調査しまとめた。

報告書

環境放射線測定データ集,9; 携帯型線量率測定器による東京都その他のバックグラウンド調査データ,1991年2月~1993年3月

長岡 鋭; 坂本 隆一; 斎藤 公明; 堤 正博; 森内 茂

JAERI-M 93-125, 41 Pages, 1993/06

JAERI-M-93-125.pdf:1.08MB

環境安全研究部環境物理研究室(昭和63年度までは環境第一研究室、平成4年度までは環境放射線物理研究室)では、環境放射線の特性・挙動の解明、環境放射線測定法・測定システムの開発、線量評価研究等を主な目的として種々の環境条件下において測定調査を実施してきた。これらのデータは、環境放射線の実施調査データとして多くの目的にとって有用なものであり、それらを、一般に普及している解析装置(コンピュータ)でも容易に利用できるような形にしておくことが望ましい。そのため測定データを汎用性のある形に加工し、系統的に整理・編集を行った。本報告は、このような一連の測定データ内、平成2年度から平成4年度までの間に実施した携帯型線量率測定器(SWING型及びDBM型)による東京都周辺での環境放射線実施調査及び取得したデータの概要と、そのデータを利用する場合に必要な事項について述べた。

報告書

東濃鉱山環境調査等第三者チェック(平成4年度)

黒澤 龍平*

PNC TJ1615 93-002, 13 Pages, 1993/03

PNC-TJ1615-93-002.pdf:0.35MB

中部事業所において、鉱山の開発行為が周辺環境に及ぼす影響の有無を把握するための鉱山周辺の環境調査を、調査坑道の開坑前の昭和46年度以来、継続して実施している。調査においては、中部事業所が測定したデータと比較するため、調査坑々内外のラドン及びその娘核種の濃度の測定を行うとともに、調査坑周辺の大気中の粉塵、河川水、飲料水、土壌、生物等の試料を採取しウラン、ラジウム等の含有量の分析測定を行った。

報告書

環境放射線の変動要因に関する研究(3)

not registered

PNC TJ1545 93-006, 224 Pages, 1993/03

PNC-TJ1545-93-006.pdf:10.3MB

平成3年度に兵庫県宝塚-六甲山周辺において当委員会の全委員が参加して、各種測定機器を用いた合同調査を実施したが、本年度は動燃事業団および地質調査所が過去においてカーボーン調査を行いデータが集積されている岐阜県土岐市周辺を調査対象に選定し、前年度と同様な方式に沿ってカーボーン調査を実施した。この調査により、過去の計数率のみ記録されたデータであっても、放射線線量率に換算できるようになった。また、5 ファイx5 と4 ファイx4 NaI(Tl)とを装備した別個のカーボーン測定によるデータの放射線線量率への換算も裏付けられた。なお、原子力発電所所在の道府県モニタリング施設の放射線線量レベルを色別図示したこと、およびヘリコプタ・エアボーン調査の成果を本報告書で取り上げたことは、全国放射線線量レベルのメッシュマップ完成のために多いに寄与するものと考える。

報告書

環境放射線の変動要因に関する研究

原子力安全技術センター*

PNC TJ1545 91-001, 260 Pages, 1991/03

PNC-TJ1545-91-001.pdf:7.6MB

本報告書は、バックグラウンド放射線レベルとその分布を把握する上で、地域的変動の大きな要因となっている地質、岩質に着目し、地質と放射線レベルの関連性について調査したものである。本報告書は、当研究遂行の初年度でもあり、バックグラウンド放射線レベル、および地質と放射線との関係について、測定された文献をサーベイすることに主眼を置いた。さらに、環境放射線による被ばく線量を推定するため、計数率と照射線量率との関係に必要なデータの分析、および地図上に放射線レベルを色別、図示する作業の緒に付いた。

論文

Quantitative evaluation of multiple production of neutrons induced by cosmic rays in materials

木村 貴海

Journal of Nuclear Science and Technology, 27(12), p.1147 - 1150, 1990/12

バックグラウンド中性子とは何か?この問題は常温核融合研究における極微弱レベル中性子計測と関連して重要である。そこでバックグラウンド中性子の定量的評価を目的として、物質中における宇宙線誘起による中性子発生率を測定した。中性子検出体系内に種々の物質が存在したときに測定された中性子計数率は物質内での中性子多重発生を示唆した。物質1モル当たりの全中性子及び同時中性子計数率は平均原子量Aに対してそれぞれ$${propto}$$A$$^{1.80}$$, $${propto}$$A$$^{2.11}$$の相関をもつことを明らかにした。さらに重水に対して測定された中性子計数率は上の関係から予想される値に比べ例外的に高く、その発生率は1.9$$times$$10$$^{-2}$$n/s・kgであった。この結果は重水における中性子発生に、重水素の分解または核融合(?)が寄与することを示している。

報告書

環境放射線測定データ集,7; 携帯型線量率測定器による東京都及びその周辺のバックグラウンド調査データ

長岡 鋭; 坂本 隆一; 斎藤 公明; 堤 正博; 森内 茂

JAERI-M 89-155, 32 Pages, 1989/10

JAERI-M-89-155.pdf:0.87MB

環境放射線物理研究室では、環境放射線の特性・挙動の解明、環境放射線測定法、測定器の開発、線量評価研究等を主な目的として種々の環境条件下において測定調査を実施してきた。これらのデータは、環境放射線の実地調査データとして多くの目的にとって有用なものであり、それらを、一般に普及している解析装置(コンピュータ)でも容易に利用できるような形にしておくことが望ましい。そのため測定データを汎用性のある形に加工し、系統的に整理・編集を行った。本報告は、このような一連の測定データの内、昭和57~63年度に実施した携帯型線量率測定器による東京都周辺での環境放射線実地調査及び取得したデータの概要と、そのデータを利用する場合に必要な事項について述べた。

報告書

原研20MVタンデム加速器高速中性子実験施設における中性子バックグラウンドの評価

高橋 英明*; 山内 良麿; 椙山 一典*

JAERI-M 9614, 31 Pages, 1981/08

JAERI-M-9614.pdf:0.83MB

原研20MVタンデム加速器による中性子発生に先立って、タンデム加速中性子ターゲット室内での中性子バックグラウンドの評価を行い、その結果を測定装置の整備に反映させ、高性能の高速中性子測定装置を完成させるために2次元discrete ordinateコードを用いて中性子計算を行った。中性子ターゲット室内の中性子検出器位置でのルームバックグラウンドは床からの散乱による成分が多くを占めることがわかり、他に測定装置の整備のために必要な沢山の情報が得られた。

論文

液体シンチレーション計測法による大気中$$^{222}$$Rnの簡便な測定

天野 光; 笠井 篤

Radioisotopes, 30(12), p.649 - 654, 1981/00

大気中における$$^{222}$$Rn濃度の測定は、その呼吸による被曝線量推定の観点から重要であり、特に近年世界的に、鉱山労働者、地下作業者などラドン濃度の高い環境条件での内部被曝が問題となりつつある。天然に存在する$$^{222}$$Rnは空気中もしくは水中に存在し、このうち液体シンチレーション計測法による水中の$$^{222}$$Rnの抽出と測定については、水中ラジウム定量の一方法としても確立されており、多くの研究がなされているが、大気中$$^{222}$$Rn濃度の簡便な測定法については、まだ確立されているとは言い難い。本研究は$$^{222}$$Rn濃度が比較的高い場所における野外での簡便な大気中$$^{222}$$Rn濃度の測定法として、空気を直接比較的多量の液体シンチレーター中でバブリングさせ、$$^{222}$$Rnを捕集した後これを100ml容量のテフロンバイアルに密封する。これを低バックグラウンド液体シンチレーション計数装置で測定する方法について検討した結果である。

報告書

環境中での$$^{3}$$Hの挙動・1; 低バックグラウンド液体シンチレーション計数装置の特性と海水中$$^{3}$$H濃度の測定

天野 光; 笠井 篤

JAERI-M 8578, 47 Pages, 1979/12

JAERI-M-8578.pdf:1.14MB

環境試料中の低エネルギー$$beta$$線放出核種の定量のため最近良く使われだした低バックグラウンド液体シンチレーション計数装置について、その特性のいくつかを明らかにし、測定容器についての考察を行なった。また海水中$$^{3}$$H漏度の簡便な定量法について検討し、東海村沿岸の表面海水中$$^{3}$$H濃度の検出限界は約20PCi/lである。

報告書

再処理施設低レベル放射性廃液放出に伴なう海洋拡散調査

岩崎 皓二*; 福田 整司*; 平山 昭生*; 北原 義久*; 岸本 洋一郎; 大和 愛司; 倉林 美積*; 吉村 征二; 黒須 五郎; 圷 憲; et al.

PNC TN841 78-69VOL1, 127 Pages, 1978/12

PNC-TN841-78-69VOL1.pdf:9.43MB

動力炉・核燃料開発事業団(以下事業団と略す)東海事業所再処理施設のホット試験は1977年9月より開始された。このホット試験期間中の1977年11月末より翌1978年6月までの約7ケ月の間,再処理施設からの低レベル放射性廃液の放出に伴なう放出口周本海域における廃液の拡散について調査を実施した。廃液は,1.8Km沖合までパイプラインにより運ばれ,海面下約16mの海中放出管ノズルから鉛直上方に向け放出される。調査は,ノズル放出による廃液の海表面に達するまでの希釈およびそれに続く海水による拡散状況を確認する目的で実施された。このため,廃液の放出時あるいは放出後の適当な時期に海水を採取し,全ベータ放射能,トリチウム,および137Csの濃度を測定した。その結果,トリチウム測定値によると放出口から海面に達するまでに,廃液は約1/1200に希釈され,また潮流に乗って流れ,流下350mの地点では約1/5000に希釈されることがわかった。さらに放出口を中心とした海域における海水中のトリチウム濃度は放出終了後ある程度の期間は,一時的に上昇するが,その後時間の経過とともに希釈され,バックグランドレベルの変動範囲内におさまる過程がこの調査を通して把握された。

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